Timelesz project

timelesz project：前例のないアイドルグループ拡大プロジェクト

2011年にデビューした男性アイドルグループtimelesz（旧名：Sexy Zone）は、メンバーの脱退後、新たなメンバーを迎えることを発表。その過程を追ったオーディション企画『timelesz project』は、Netflixで世界配信され大きな話題となりました。本企画は、グループの現状維持ではなく、さらなる飛躍を目指すための大胆な改革として、メンバーの菊池風磨の発案から始まりました。当初、佐藤勝利と松島聡は戸惑いを見せましたが、最終的には3人でこのオーディションの開催を決定。ジャニーズ事務所時代を含めSTARTO ENTERTAINMENT|STARTO_ENTERTAINMENTに所属するグループがデビュー後に増員を行うのは、これが初であり、その様子を番組として公開するのも初めての試みです。

オーディション概要

オーディションは一次審査から三次審査まで行われ、応募総数は18,922件にのぼりました。

一次審査：書類選考
応募条件は、日本で活動可能な18歳から30歳までの男性で、芸能事務所などに所属していないこと（ジュニアは応募可）。応募書類には、「Sexy Zoneのこれまでの活動にリスペクトがあり、timeleszの一員として、多くの方に感謝を持って新しいエンタメを届ける気概のある方」というメンバーからのメッセージも含まれていました。

二次審査：実技審査
一次審査を通過した350名の候補者が、東京都と大阪府の2ヶ所で審査。timeleszメンバーの前で、自己紹介と課題曲の歌とダンスを披露しました。審査には、ダンストレーナーNOSUKE氏とボーカルトレーナー宮本美季氏も参加。課題曲は、嵐、KAT-TUN、KinKi Kidsなど、ジャニーズ事務所所属アーティストの楽曲が選定されました。timeleszの楽曲は含まれていませんでした。

* 三次審査：チームワークと個人能力の試練
3日間かけて行われた三次審査では、まず全員でV6の楽曲「Can do! Can go!」の振り入れを行い、暫定順位を決定。その後、9人1組の4チームに分かれて課題曲を練習し、2日目に中間発表、3日目に最終審査を行いました。審査は個人戦として行われ、15名が三次審査を通過しました。

プログラムと反響

『timelesz project -AUDITION-』は、2024年9月13日よりNetflixで世界190以上の国と地域で配信開始。配信元決定においては、公式YouTubeチャンネル、オーディション専用チャンネルなども検討されたものの、最終的にNetflixとの協業が実現しました。

番組内では、菊池風磨の独特な言い回しや表情が注目を集め、「菊池風磨構文」としてSNS上で話題となりました。これは、歌詞を忘れた候補者に対して「歌詞忘れてるようじゃ無理か。歌詞はね、入れとかないと」と注意した場面が、予告映像で公開されたことがきっかけです。

まとめ

『timelesz project』は、アイドルグループの拡大という挑戦と、その過程を透明性高く公開する試みとして、大きな成功を収めました。オーディションの様子だけでなく、制作の裏側も公開された「Behind The AUDITION」シリーズも人気を博し、新しいエンターテインメントの形を示すものとなりました。 timeleszの新たな一歩、そしてオーディション参加者たちの挑戦は、多くの人々に感動と希望を与えました。このプロジェクトは、既存のアイドルグループの枠を超え、エンターテインメント業界に新たな風を吹き込んだと言えるでしょう。今後のtimeleszの活躍にも期待が高まります。

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